第121回日本医史学会総会・学術大会
市民公開講座
Public lecture
心に生きる日野原 重明先生-30年余の豊かな学び、そして未来-
沢山のご視聴ありがとうございます。動画公開期間は終了しました。
演者:柳田 邦男(やなぎだ・くにお)
1936年、栃木県生まれ。NHK記者を経てノンフィクション作家に。72年、『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年、『ガン回廊の朝』で第1回講談社ノンフィクション賞、95年、『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献で、第43回菊池寛賞を受賞。災害・事故・公害問題や、生と死、言葉と心の危機、子どもの人格形成とメディア等の問題について積極的に発言している。
座長:弦間昭彦 日本医科大学 学長
1983年 日本医科大学医学部卒業
1986年 国立がんセンター研究所病理部で研修
1989年 日本医科大学大学院を修了
1995年 National Cancer Institute/NIHに留学
1998年 日本医科大学講師
2004年 助教授
2008年 内科学講座(呼吸器・感染・腫場部門)主任教授
2012年 大学院医学研究科呼吸器内科学分野大学院教授
2013年 医学部長
2015年 学長
日野原 重明 (ひのはら しげあき)先生とは?
明治44 年生まれ平成29 年7 月18 日没。京都帝国大学医学部第三内科副手、大日本帝国海軍軍医少尉等を経て、聖路加看護大学学長、聖路加国際病院院長、国際基督教大学教授、自治医科大学客員教授、ハーヴァード大学客員教授、国際内科学会会長、一般財団法人聖路加国際メディカルセンター理事長等を歴任した。日本循環器学会名誉会員となり、勲二等瑞宝章および文化勲章を受章した。京都帝国大学医学博士、トマス・ジェファーソン大学名誉博士(人文科学)、マックマスター大学名誉博士。 日本で最初に人間ドックを開設、早くから予防医学の重要性を説き終末期医療の普及にも尽くすなど、長年にわたって日本の医学の発展に貢献してきた功績が文化功労者と文化勲章の受章理由として挙げられた。従来は「成人病」と呼ばれていた一群の病気の名称を「生活習慣病」に改めた。また1995 年3 月に発生したオウム真理教による「地下鉄サリン事件」では、聖路加国際病院を開放する決断を院長として下し、外来患者の診察など通常業務をすべて停止し、83歳の日野原は陣頭指揮を執り、被害者640名の治療に当たった。